【“草柳 和之"による主な著書、視聴覚資料の紹介】

〔単著〕

『ドメスティック・バイオレンス――男性加害者の暴力克服の試み』
(岩波ブックレットNo.629・岩波書店)¥638.

 日本における本格的加害者更生プログラムの幕開けの役割を担った好評の小著で、その凝縮された内容のため、ロングセラーになりつつある。1999.12に刊行された初版を、その後の新たな展開や、DV防止法施行後の事情の変化も考慮して、2004.7に改定新版として刊行されたもの。
 大学のゼミのテキストとして活用されている他、専門誌の論文等での引用数も多い。本書は、新聞で紹介された他〔マスコミ報道の実績を参照〕、大学付属の研究所から発行の雑誌(*)においても、書評として取り上げられている。 
    *『くまもと わたしたちの福祉』 第36号(2000年3月31日発行) 〔熊本学園大学付属社会福祉研究所〕
     →篠崎正美 「一冊の本 『ドメスティック・バイオレンス―男性加害者の暴力克服の試み』 草柳和之著」

岩波書店
編集部よりメッセージ
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ドメスティック・バイオレンス―男性加害者の暴力克服の試み (岩波ブックレット)

                                  §

『DV加害男性への心理臨床の試み――脱暴力プログラムの新展開』(新水社) \2420.
  ⇒⇒DV被害者から「このような加害者プログラムが欲しかった」
     という反響が寄せられています !!

 米国等では、すでに種々の加害男性のためのプログラムが実施されているが、我が国でも今後適切なプログラムが必要になるのは確実であろう。著者は心理臨床家としての粋を尽くした実践の蓄積によって、DV問題に携わる関係者の予想をはるかに凌駕する水準の加害者プログラムを開発しており、本書ではその方法論の独創的枠組みやプログラム展開を詳細に紹介している。米国と日本の実情の差を踏まえて、米国の単なる模倣を避け、加害者更生プログラムを我が国で有益に展開する構想についても論じる。本書は、加害の側から社会の暴力を根絶しようという途方もなく困難な企ての、妥協なき苦みに満ちた記録でもある。
 DVの性差別や人権問題としての側面を組み入れつつ、メンタルヘルスの側面との統合化を目指して、暴力の本質を探究した画期的な著作。
雑誌『季刊 セクシュアリティ No.19/Jan..2005』 (エイデル研究所刊)にて、浅井春夫氏(立教大学教授・当時)による図書紹介がされている。

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出版元の新水社は、社長逝去のため、現在、その出版部門が (株)カナリアコミュニケーションズに引き継がれ、本書の新品が入手可能になっております。新品を入手希望の方は、以下までご注文下さい。
〒141-0031 品川区西五反田6-7-2-3F (株)カナリアコミュニケーションズ内 Tel.03-5436-9701


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  書籍画像
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〔共著〕

日野原重明監修/篠田知璋 / 加藤美知子編 『標準 音楽療法入門 下』 (春秋社) \3360.
 「非言語的コミュニケーション技法の音楽療法への応用」を執筆。 音楽療法の理論や実際のセッションの展開と、非言語的コミュニケーション技法の一つでもあるNLP(神経言語学的プログラミング)との関係を論じる。
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amazon.co.jp 紀伊国屋書店 MARUZEN&JUNKUDO 楽天ブックス e-hon
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標準 音楽療法入門〈下〉実践編

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『アエラムック 恋愛学がわかる』(朝日新聞社)\1050.
「愛情と暴力の遠くて近い関係」 を執筆。 一見、正反対に思える愛情と暴力の関係に、新たな光を当てる論考。

  

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NPO法人・人権文化を育てる会編 『DV〜女性からのSOS』 (ぎょうせい)¥2400.
 共著者の一人として「男性問題としてのDV」の章を執筆。男性にとって、DV問題は怖くない。DVをなくす取り組みを推進することは、男性にも数多くのメリットがある!!・・・男性から敬遠されがちなDV問題を、男性にも切実な問題として再定義する枠組について、従来の視点を越え、清冽に論じる。

DV―女性たちのSOS (人権文化を育てる本)

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“人間と性”教育研究協議会編
『新版 人間と性の教育 第2巻:性教育のネットワーク Q&A ---性の自立・健康・人権』
(大月書店)
 \2,000+税

性と性教育に関わるさまざまな問いに答え、ネットワークづくりを提唱する。草柳は「V.性のトラブル解決Q&A 」の
3 DVに関するネットワーク〉の部分を執筆している。目次は、以下を参照。
T.性教育のネットワークをつくる /U.性教育のネットワークづくりQ&A /●性教育実践の校内ネットワークをどうつくるか /●地域でのネットワークをどうつくるか /●自らつくるネットワーク /V.性のトラブル解決Q&A /W.性教育バッシングQ&A


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                                  §
NPO法人・生と死を考える会編『いのちに寄り添う道』(一橋出版)¥1890.
 ⇒現在、絶版のため、必要な方はコピー実費にて、本書の内容をお送りします。「メンタルサービスセンター  Tel.03-3993-6147」まで連絡ください.
 NPO法人・生と死を考える会20周年記念として出版。2007年7月に同会主催で行われた,草柳のいじめ問題講演会の内容に加筆し,「いじめ防止を他人事としないために」として,巻頭寄稿されたもの。我々が無自覚にいじめ加害に加担しやすい構造を解き明かし,徹底して被害者の立場でいじめを根絶する視点を,斬新な視点で論じる。

いのちに寄り添う道

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                                  §
駄フェミ編 『駄フェミ屋−OUTSIDER FEMINISM !
(平成19年度大阪府男女 共同参画活動事業補助金・対象事業) \800
.

「日本のDV加害者更生プログラムの健全な発展へ向けて」を執筆。わが国の加害者更生の現状と問題点をまとめ、更には、DV防止法において加害者更生プログラムの受講義務がない段階において、地域での加害者更生のシステムを適切に構築する方向性について論じる。


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心理科学研究会編『平和を創る心理学』(ナカニシヤ出版) \2500+税
草柳は、女性差別とメンタルヘルスの2つの側面を統合化してDVを捉える視点を論じた画期的論考「DVとジェンダーの役割──新たな暴力モデル構築へ」を執筆しています。

   

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児玉佳一監修
『教職のための教育心理学と教育相談』 (大東文化大学教職課程センター)

草柳は、長年の臨床経験をもとに、「わかりやすく、ためになる」をモットーとして、以下の章を執筆しています。
U-4.中学高校における教育相談の意義と役割
U-5.生徒の不適応や問題行動の意味と気づき
U-6.中学高校におけるカウンセリングマインドの必要性
U-7.中学高校における教育相談の具体的な進め方

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角南なおみ編 『やさしく学ぶ教職課程 教育相談』 (学文社) 本体価格2300円+税
草柳は、第11章 「いじめ問題の対応を適正化するために」 を執筆しています。この章の中で、
「いじめ被害者対応の目標を『いじめをなくすこと』と考えていた従来の発想は、根本的に間違っている。『被害者が学校で快適に過ごせる』ことを目的とすべきである。」
と、被害者ファーストの方針を説いています。これほど大胆に従来の発想の不備を明確化し、対案が示されたことはなかったと思われます。
そして、『被害者が学校で快適に過ごせる』ことを目標に、教師が被害者・加害者双方に対応するガイドライン・面接スキルが詳述されています。そこには、被害者ファーストに徹することが、加害者を真の意味で大切にすることにつながり、望ましい行動様式を促進できる、という逆説が存在します。
これは被害側-加害側を深いレベルで統合したアプローチであり、加害者臨床の応用と言えるものです。加えて二次加害の防止のための論点を展開しており、第11章だけでも、関係者必読の内容となっています。


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Nursing Today ブックレット・18「災害と性暴力――性暴力をなかったことにしない、させないために。」(日本看護協会出版会)本体価格900円+税→→本年1月初旬既刊
草柳は、第5章 「被災状況下でも、なぜ人は性暴力加害を行うのか」 という、重たい問いのテーマで執筆しています。

  

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〔分担執筆〕
道あゆみ・監修ドメスティック・バイオレンス−絶望のフチからの出発』
(実業之日本社) \800

 弁護士の監修により、ライターが取材によりまとめ、編集したもの。DVの被害を実際に受けた女性の“生の声”をリポート。DVの現実を漫画で構成しているコーナーも取り入れ、DVにはどんな行為が含まれるのか?/行政などでは、どんな対策が施されているのか?/加害者を立ち直らせる方法は?/など具体的な解決法を紹介する一冊。
 草柳和之は、この本の中で、加害者更生プログラムの現状と可能性について述べ、更には、被害者が更生プログラムをどう理解し、活用したらよいかについて、最新の知見を20ページ以上を割いて解説している。


 ドメスティック・バイオレンス (じっぴコンパクト)

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浅井春夫・杉田聡・村瀬幸浩編
『性の貧困と希望としての性教育〜その現実とこれからの課題』
(十月舎)\1700+税

 子どもたち・青年層に広がる「性の貧困」状況、それを生み出す貧困なマスコミ性情報−−《メディア・リテラシー》の視点から性教育の新たな課題にチャレンジした一冊。全国でいまだ性教育に対するバッシングが根強く存在するが、その状況を乗り越えるため、いま再び−“確信"と“希望"を持って、《科学・人権・自立・共生》の性教育を目指して、緊急出版された。
 草柳和之は、コラム「性依存症とAV〜心理臨床の現場から」を担当執筆している。


   

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〔翻訳〕
「もうひとつのノーベル平和賞─平和を紡ぐ1000人の女性たち」(〔株〕金曜日) \8000+税
 世界の平和を作りだしているのは、外交や平和条約だけでなく、世界の人々の目にとまらない日々の営み。そしてそれは多くの場合、注目や賞賛とは無縁な女たちによって紡ぎ出されています!そんな女たちに光をあてようと、2005年度のノーベル平和賞に、平和に貢献した1000人の女たちが世界中のあらゆる地域から、推薦され正式にノミネートされていたことをご存知でしょうか?
 この1000人の素晴らしい女たちを紹介した本『1000PeaceWomen 』が「ノーベル平和賞2005に1000人の女性を」プロジェクト(注1)により、非営利出版(英文)されました。社会的・文化的差別を生み出す制度やイデオロギーに挑戦し、地域や世界の平和を構築し促進している女性たちの貢献を目に見えるかたちで称え、国際的な関心を喚起することが、ノミネート自体の目的でした。出版もその意志を引き継いでいます。
 平和とは、戦争がない状態にとどまりません。生活のあらゆる側面を含む包括的なものです。子ども、女性、障がいを持つ人びとや危険にさらされる集団の保護も、貧困の撲滅や、環境汚染との闘い、カースト・人種・階級・性による構造的差別をなくす取り組み、健康や教育への取り組みも含まれます。この本を通じて、平和を達成するための多様な戦略と出会えます。登場する女たちを核にして平和と女性たちのネットワークが強化されます。

→→この『1000PeaceWomen 』の翻訳のために、1000人の翻訳者が全国募集された際に、草柳和之はこのプロジェクトに参画し、
《No794:Piang Tahsim Albar氏(フィリピン)》を担当しました。

(注1)「ノーベル平和賞2005に1000人の女性を」プロジェクト 
スイス議会とヨーロッパ議会の議員であるルース - ゲイビー・ヴァーノット - マンゴールドさんら、スイスのグループが2003年に提唱し、世界各地の賛同者が参加する、国際的なプロジェクトです。


 
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〔視聴覚資料〕
◇映像資料製作協力、および出演
ビデオ『現代社会と人権シリーズ:女性の人権を考える』(製作:東映株式会社)


◇録音教材製作協力、および出演
法務省録音教材:CD No.466「2.心の叫び『ドメスティックバイオレンス』」
(発行:法務省矯正局/製作:テレビ朝日映像株式会社),2004


草柳和之による講演収録編集DVD

『いじめ問題解決のために、本当に必要なこととは?−他人事から自分事へ』
NPO法人日本ホリスティック医学協会福岡事務局主催99回ホリスティックフォーラム(2009.11.28開催)の講演を編集したもの。    お申込み先:NPO法人日本ホリスティック医学協会福岡事務局
      814-0153 福岡市城南区樋井川2-26-6-202TelFax.092-873-5100
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